【ブログ】晩秋のガーデン管理 ~霜対策編~
こんにちは。
GARDENSGARDEN松本東店、SUNRISE株式会社の岡田です。
朝には霜が降りるようになり、信州の秋は短いなと改めて感じる今日この頃。
この「霜」というものがなかなか厄介で、
屋外で管理している植物や野菜が霜にあたってしまうと
枯れてしまったり、傷んでしまうことがあります。
その為、この時期の農家さんやガーデナーさんは
天気予報の「明日の朝は霜が降りる可能性があるので、今日中に霜対策を‥」といったアナウンスを注意深く聞いているそうです。
(地表の温度が0℃以下になることが絶対条件ですが、いくら寒くても風が強かったり湿度が高かったりすると霜は発生しないそうです)
さて、その霜対策(冬越し対策)には
バーク堆肥を撒く、藁を敷く、袋状のビニールを被せる‥など、色々な方法あるのですが、
私達が管理しているモデルガーデンの多肉植物の一部は
「鉢のまま植えて、寒くなったら鉢を上げる」という大胆な方法をとっています。
ですが、ただ鉢を置くだけでは野暮ったいので、土で埋めたり、石や他の植栽で隠したりすることで
まるでそこに植わっているかのように自然に見せます。
こうすることで寒さに弱い植物もお庭で楽しむことができるのです。
↑この子達は霜対策として軒下のウッドボックスにin! 寄せ植え風になりました。
ちなみに、モデルガーデンの多肉植物の中には
センペルビウムなどの露地植えで冬越しできる子もいるのですが
霜にあたっても耐えられるか否か(=耐凍性)は、
その植物が持つ「糖分」や「塩分」も関係しているのだとか。
・・なんとなく、「寒さ」と「糖分」の関係性は、紅く紅葉する植物も連想されますね。
(あまりに学術的なお話になりそうなので今回はさらっと終わります)
普段何気なく視界に入っている景色も少し視点を変えてみると
私達はこんなにも不思議で面白い世界で生きているんだなとわくわくします。
世界では、人生では、本当に色々なことが目まぐるしく起こりますが
心がざわつく時こそ小さなものに思いを馳せることができたらいいな、と日々暮らしています。
これが「植物のある暮らし」の醍醐味ではないでしょうか。
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